自分が生きているあだにこんな事が起きるとは夢にも思いませんでしたが、今の時点で益々都会では感染者が増えています。

当然ですが人の集まる都会に感染者が増えているのは当然です。

ですからキモノの販売でも、都会の大きな会場を使う催事型販売は絶不調ですが、地方は感染者も殆どいないので、キモノ販売に特に差し障りがある訳でもありません。

従って問屋でも、地方の家業的にこつこつ商っておられる専門店を主に得意先としているところはそう大きな落ち込みではないようです。

逆に都会のデパートやチェーン店を相手にしているところは、催事が殆ど中止、延期ですので、その落ち込みは半端ではありません。

ただ地方の店の売上げはやはり額も量も大したことはないですから、都会部の落ち込みは生産者サイドで言うと影響がとても大きいのです。

このまま長くこの状態が続けば、当然ですが生産者サイドに大きな負の影響が忍び寄り、
大きな問題と化します。

都会の専門店はお客様も行きたくてもこの状況だと逡巡してしまいます。

泰三も次の銀座での会はいつになるか断言できません。

そこで、もし泰三のキモノに興味がある方は何が見たい、どんな物が見てみたいとリクエストがあれば、本当は京都の本社で見ていただければいいのですが、京都に来られるのも迷われるでしょうし、そういうときはメール等でご連絡いただければ、候補の作品の写真を添付いたします。そして気になるモノがあれば宅急便でお送りします。

お気に召す召さないは別にして、電話やメールでやりとりさせてただいて、その後着払いでお返し頂ければ結構です。

ご興味有ればご連絡ください。

コロナウイルス騒ぎが1日も早く終息することを心から願っています。

火中の栗

カテゴリー:

過日西陣織工業組合の理事選挙が実施され、その後の互選で24年ぶりに理事長が交代しました。前任者の年齢や奇行など問題が散見していて遅すぎた感もありますが、産地としての西陣の生き残りをかけたぎりぎりのタイミングの様に思います。

西陣は世界最高峰の織物の技術を有しており、他の産地ではとてもその代わりは出来ません。教養のない役人などは博多があるから大丈夫などと思っているようですが、とんでもなくレベルが違います。

その技を次世代に伝えると言っても、高度な分業制で成り立っているので、それぞれの仕事が同様に後継者が存在しないと素晴らしい作品は出来上がらないわけです。

手描き友禅と事情は同じですが、西陣の各仕事は相当な熟練がいるし、それなりの設備の必要ですから、その維持継続継承は、指導する側も相当な高齢であるわけですから、相当に困難です。
新理事長は待ったなしで、こうした製作上の問題と直面するわけですが、こんな時にこのコロナ騒ぎで需要が激減しているので、最悪のタイミングと言えます。

人の育成にはお金もかかりますし、需要もないのに技を継承するのは、いわばボランティアです。今こそ行政の力が必要なのだろうと思います。

いわば火中の栗を拾いに行ったM氏の胆識に心からエールを送りたいと思いますが、
現実問題、色々な技は消えていく運命にあります。

梅垣さんなどの素晴らしい作品も付いての届く先に、2度と作られないモノが見えてきていますから、本当に良い帯をお求めになりたいと思われるなら早い目に手当された方が良いと良いと言うことが現実味を帯びてきました。

私もできる限りご紹介をしたいと思っていますので、ご興味ある方はご連絡ください

ピンチをチャンスと捉えよう

カテゴリー:

キモノ業界はただでさえ昨年の秋から需要が減退し縮小しているところに来て、今回の騒ぎで、まさに未曾有の危機が到来していると言っても過言ではありません。
ネット販売も低迷していますし、リサイクル市場も不調です。

このままの状態が長く続くと倒産と廃業が増え続けると思われますし、製造上の危機が思わぬスピードでやってきます。

しかし悪いことばかりではありませんね。
平和で皆がハッピーな時には、色々な仕組みを変えることは難しいですが、今のようなときには思い切ったことが出来そうです。

キモノ業界では消費者のためになるまっとうな商いがいつまで経っても実現され無かったと言うことに大きな問題があり、信頼を失い、何処に行けば安心して買物が出来るのかなどを聞かれるような恥ずかしい業界に成り下がっています。

特に最近問題の値引き商法は、メーカー出し値にとんでもない掛け率の売価を付けて、半分の価格にしますなどという、商人の資格などさらさらない下品きわまりないカス商法を展開しているのですが、その片棒を担ぐ室町の問屋には自浄能力ゼロで、日本一情けない半分詐欺商法に歯止めがかかりません。

何故こういうことが起きるかというと、メーカーに希望小売価格を提示する習慣がなく、流通側のしたい放題になっているのです。それも全量委託でそういうことが当り前になっているのです。
勿論中には良心的な値をつけるところもあるわけで、そうすると型物などは同じ物が市場にいくつもあるのですが、価格もいくつもあると言うことになり、益々信頼を損ないます。

私は親しいメーカーによく言うのですが、勇気を持って希望小売価格帯を設定するべきなのです。
そうすれば不良な流通業者を排除できますし、真面目なところだけが残っていくでしょう。ひどい値付けに憤慨するならそうならないようにメーカーが動くべきではないでしょうか。
かつて殆ど買い取りの時代は、価格決定権は流通側にあったでしょうが、殆ど委託のこの時代のプライスリーダーはメーカーです。
文句を言うところがあれば切れば良いのですが、貸してもらわないと商えない連中は文句を付けられ無いと思います。

私は製造卸から製造小売り転換したので、価格は当然自分で付けますので、消費者に分かり安い、税金も込みのそれ以上一銭もかからないという価格設定を通してきました。

こうした時代こそ今までの仕組みを変えるチャンスなのです。確かに勇気も要りますが、メーカ-が生き残るためにもまっとうな商いを続けることですし、それはメーカー自身が自らリスクを張ってやるべきだと思いますし、必ず理解されると確信しています。

後は決断力と行動力です。産地のトップメーカ-が乗り出せば他も追随できます。

次世代の経営者の胆力が試される時期ではないでしょうかね。

コロナウイルス騒ぎ

カテゴリー:

過日の泰三の会にはこんな時勢ながらご予約のお客様は皆さんおいで頂き有難うございました。次の日から自粛ムードがさらにヒートアップしたので、ある意味ギリギリのタイミングだったかも知れません。
開催したホテルは圧倒的に外国人宿泊客が多いところですので、案の定大変な数のキャンセルが生じ、ホテル全体ががらんとしていましたし、第一銀座に来る人も少なくまさに異常な事態です。
当然ですがこの状態が長引けば多方面に大きな損害を与えることとなり、キモノ業界でもすでに相当なダメージを被っています。

業者筋の展示会は3月、4月が年間で一番大きな会となっているのですが、この騒ぎで3月初旬の販売会や、多くのイベントが開催中止に追い込まれました。
それなりに経費のかかる会もあったので、被害は小さくありません。

ただでさえ需要が縮小していたところに来ての突発的ないわば災難でこの先が見えません。
自粛ムードが長引けば当然ですが破綻する企業も出てくるでしょう。

需要が驚嘆に冷え込んでいる中での物作りは究めて厳しく、職人さんに仕事を出すのがままなりません。

コンスタントに仕事が出ていないと職人さんの生活を安堵することが難しいですが、手が空くと職人さんの技量にも災いします。

こう言ういわば天変地異にどう対処するかで未来が変ります。

こんな時はでんと構えて、慌てず騒がず良いモノを作る、本物を扱うという事でしょう。

目先のことで右往左往する企業に先はないと思います。

変えなければならないこともありますが、本物志向の商いをぶれずに続けていくことこそが最良の生き残り策です。

こういう時こそが経営者の技量を問うのです。他の職種でも同じですがピンチの時はチャンスだと捉え、普段なら出来ない真の改革に着手して欲しいモノだと切望しています。

自粛

カテゴリー:

新型コロナ菌騒ぎは益々深刻度を増しており、色々な催しや施設が軒並み中止になったり閉館したり休止したりで、その損害は半端ではありません。

キモノ業界もご多分に漏れず大きな影響を受けており、3月初旬の催しなどは全て中止あるいは延期となっており、中には年間で一番大きな催事を組んでいるところもあって、被害は計り知れません。
昨年秋から半端でなく市況が悪いところへきての今回の措置は長引けば産業構造そのものに大きな影響を与えかねません。

売り手も多分倒産したり、廃業を考えるところも増えるでしょうし、益々萎縮していく業界に打つ手がありません。

種々の産業も大きな被害を受け経済全般が落ち込むわけですから、需要回復の望みがなく頭を抱えてしまいますね。

これを機にろくでもないものを高く売りつける商法が改まれば良いと思いますが、現実は益々とんでもない値を付けて値引をするという商いに拍車が掛かるのではないかと心配です。
そういう事情から私も作り手のために、あるいは本物志向のお客様たちのためにも、もう一踏ん張り頑張らねばならないと自覚しております。

何か見てみたいモノがあれば遠慮無くお申し付けください。

月別 アーカイブ